玉文マンゴー

台湾ぎょくぶんまんごう

タイワンぎょくぶんマンゴー

タイワン玉文マンゴー

玉文マンゴーは愛文とキンコウのミックス

1995年に台南市玉井区の果実農家の郭文忠さんが金煌を母、愛文を父として交配させて作り出された台湾のオリジナルマンゴーです。

玉文は1から19号まで19の品種が作られましたが、中でも「玉文6号」は特に品質が優れ、消費者からの絶大な支持を受けているの最も美味しい玉文の品種としてその名が知られています。この6号ができた時に、「玉文」という名前がついたようです。

「玉」は玉井地区の玉、「文」は郭さんの名前の一文字をとったもの。もともと、「文忠」という名前をそのままつけたらどうかと周りからの奨めがあったようですが、郭さん自身とても謙虚なかただったようで固辞。最終的には故郷と自分の名前から1文字づつとったものを採用したようです。

玉文6号は実が大きく皮が赤く色艶鮮やか。甘さは高めで果肉はなめらかで繊維がほとんど感じられないといわれています。

果重は659~1000g、種の重さは約49gで果重の6%を占めるいます。糖度は約15.1Brix、酸度は非常に低くてわずか0.16%しかなく糖酸比は94になります。 風味豊かで、香り高く、愛文(アップルマンゴー)よりも抗病力が優れているとされています。生育上の特性として低温に弱く黒斑病が発生しやすいことが挙げられます。

もともと紅キンコウと呼ばれていただけあり大きさはキンコウマンゴーと同じくらいの大きさです。愛文の2個分以上に相当するような大きさ。

縦に長いですね。色は愛文ほど赤くてピンクっぽくはなく、オレンジ色に近い感じです。

タイワン玉文芒果

タイワン玉文マンゴー

玉文マンゴー

切った感じもボリュームがあって迫力がすごい!

タイワン玉文マンゴー食べ方

こちらは皮から切り落とした果実。はっきり言って美味しいです!!

まさにキンコウと愛文を掛け合わせて完成した品種と言う感じで、愛文のように甘さがしっかりしていながら、どこかスッキリしている感じがしてとても美味しいマンゴーです。愛文のような濃厚~なコクのような部分があまりなくスッキリ感で終われるようなタイプです。

かといって甘くない、とか、マンゴーらしくないというわけでは全くないです。日本で一般的に知られているマンゴーらしいテイストはしっかり味わえますし、日本で流通しても人気が出ると思います。愛文よりも少しすっきりしテイストを味わいたいという方にはピッタリのマンゴーです。

玉文マンゴーは実はいくつもの種類があるんです

玉文マンゴーは品種改良につぐ品種改良がおこなわれ、30種類以上もの種類が存在しています。

ここでは玉井区の果実農家の郭文忠さんの果実園で栽培されている玉文の中から、2号、5号、そして18号について少し紹介したいと思います。

玉文2号

6から7月頃にかけて熟れてきます。  果実は長い卵円形で、形は海頓(ハイドン)に近い。 果実の先端は長く尖がり気味、果重は約500~600g、長さ約13.5cm、幅約9.3×8.6cm、肩部分は鮮やかな赤色で底の部分は濃い黄色になっている。 繊維は少なく、果肉率は83.59%、 果肉はなめらかで、糖度は15Brix、糖酸比は102.83、香り高く、単胚である。

玉文5号

果実は円球形、凹みを帯びている。 果重は約1000g、長さ約14.5cm、幅約12.8×10.6cm。 皮は赤く、果肉は黄金色で、繊維がなく、果肉率は88.96%、果肉はなめらかな食感で、糖度は10.3Brix、糖酸比は38.3である。 香りは淡く、結果率は高くので、収穫率が高い。

玉文18号

果重は約850~1000g、長さ15.7cm、幅13.5×13.8cm、果肉は黄色で繊維は少ない。 果肉率は約97.27%で、果肉の質はなめらかで、糖度は約13.4Brix、糖酸比は約58.57。

 

 

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