杉林マンゴー/サンリンマンゴー

杉林マンゴー

杉林マンゴー

おおよそ1991年頃に、高雄市杉林区のフルーツ農家の林慶瑩さんがたまたま自分の果実園で見つけた新品種で、その場所の地名をそのままマンゴーに使ったのが杉林1号の名前の由来と言われています。

杉林1号は抗病性が強く、栽培管理もしやすく、6~7月頃に成熟する中熟品種です。果皮は赤色で、果実は黄色、形は短めの丸型で愛文より少し平たく、一番の違いは尾の部分は少し鉤みたく尖っているのが特徴。果実も固めで、貯蔵や運輸にも強く、品質もかなり評価が高いです。 玉文6号にも引けを取らず、発展し得る潜在力を持っていると言われているようです。台湾国内だけでなく輸出することも可能。

果実の長さは約12.3cm、幅10.2cm、厚さ9.5cmが平均的なサイズ。果重は平均400~670g、種の重さは約62gで果重の9.2%を占めています。糖度は約16.2Brix、酸度は0.18%、糖酸比は90になります。肉質は少し荒いが繊維が細やかで、風味が良く、香り高く、口当たりも良い。 ただ現在の栽培面積は非常に少なく生産量が少なめです。

この杉林マンゴー、食べてみるとかなり不思議なマンゴー・・・という印象なんですよね。でも、大きさとか香りとかは特に不思議な感じはしないんです。確かに形は一部分が尖っているちょっと珍しいタイプなんですが、匂いもマンゴーらしくおいしそうだし、持った感じも特段大きな特徴とかってありません。

ただ、食べてみると、かなりユニークなマンゴーです。

杉林マンゴー

この杉林マンゴー、あっさりしてるからねーって台南の卸の業者さんに言われていたんですが、まさかここまであっさりしてるとは思いませんでした(笑)だって、糖度16Brix以上って言われてるマンゴーですからね。

今回、台南の業者さんから渡されたあっさりっていうか、マンゴーとしての味がとても薄い感じなんですよね。ホント、びっくりするほど薄味でした(笑)2つ食べたんですが、どうやらどっちもイマイチ味がのっていないものだったみたい・・・。

ただ、不思議なんですよ、超薄味なのに、なぜかマズイとか思わないんですよね・・・。切ってお皿に盛りつけると、あっというまになくなっちゃうんです。なぜか次々食べちゃうんですよね(笑)

マンゴーの味は薄味だけど、風味は他のマンゴー同様にしっかりしてるんですよね。でも、なぜかそのあっさり薄味な感じが妙に新鮮で、思いのほかいい感じで食べちゃうという、ホントに不思議でした。

■追記■
その後何度か杉林マンゴーを食べる機会がありましたが
甘さがしっかりのっていて愛文に近い方向の味でした!

杉林マンゴー

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