聖心マンゴー

聖心マンゴー。別名、センセーション

聖心マンゴー

サイズは直径10~13×8~10程度。比較的大きめな部類に入る台湾マンゴーです。果重は約230g、糖度は約15、皮の色は赤く薄め、果肉は黄色みを帯びたオレンジ色、香り豊かで甘みは柔らかです。

1967年及び1970年に、アメリカから導入され、試験栽培を経て1973年に普及された品種です。聖心(センセーション)品種の生産期は愛文(アーウィン)の後期ですが、品質と価格が愛文(アーウィン)よりも劣る上に、隔年の実のなり方も決して理想的ではないのが現状のよう。

豊作の年には、実が沢山なり価格も下落しますが、豊作だった年の次の年になると、結果率が非常に悪く、三年目になってようやく正常な状態に少し近づく状況になる為、収益性があまり良くなく生産者にあまり好まれないようです。

センセーションマンゴー

現在台湾エリアの栽培面積は僅か70ヘクタールで、主な生産地は台南県の楠西郷及び玉井郷となっています。聖心マンゴーは中晩熟品種で、果肉は比較的固めと言われていますが、海頓(Haden ヘイデン)よりもきめ細やかで、繊維は殆どなく、黒斑病にも強いようです。

マンゴー農家の方にとっては、聖心(センセーション)の収穫が始まると、マンゴーシーズンのフィナーレが近づいてきた・・・という感覚になるのだとか。

聖心マンゴーは、足が速く種付近から結構な早さでアルコール臭が出て痛んでくるので、台湾の果実農家は一般的に自然追熟させるよりも、炭化カルシウム(calcium carbide 化学式 CaC2) の化合物の手を借りて追熟させるのだとか。

炭化カルシウムはリンゴなどが発する植物ホルモンであるエチレンガスと同じような効果を与えるようです。

台湾の聖心マンゴー

せいしんまんごうのアップ

聖心マンゴーは形がおもしろい

杉林マンゴーのように、鳥のくちばしのようみ見える尖った箇所があり、形がユニークです。

聖心芒果の形が鳥いたい

画像では表現しきれてませんが、果肉はオレンジ色です。

味わいは愛文マンゴーに似ていて、深い甘さや、甘さの拡がりを感じます。若干酸味を感じ、その酸味が深い甘さにマッチしていて美味しいです。

食感はなめらか。繊維をそれほど感じません。

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